CCNA さみだれ2

■SWへのゲートウェイ
異なるネットワークからスイッチにTELNETするには、そのスイッチでIPアドレス
デフォルトゲートウェイを設定しておかなければなりません

■VLANを増やした場合
VLANはブロードキャストの届く範囲(ブロードキャストドメイン)を定めます。
ブロードキャストは同一VLAN内にのみ流れます。


■STPステータス
STP(IEEE802.1d) RSTP(IEEE802.1w) MACアドレス学習 データ転送
ブロッキング(Blocking)    ディスカーディング(Discarding) × ×
リスニング(Listening)     ディスカーディング(Discarding) × ×
ラーニング(Learning) ラーニング(Learning) ○ ×
フォワーディング(Forwarding) フォワーディング(Forwarding) ○ ○


■STPポートの決め方
STPを構成するにあたってルートポートの選出には、ルートブリッジ以外の各スイッチからルートブリッジに最も近いポートが選出されます。
近いかどうかを判断するために、何を使用するか
⇒パスコスト


■ルートブリッジの決め方
⇒ブリッジID,MAC

CCNA さみだれ1

■(copy run start以外で)現在の設定をNVRAMに保存する。

write memory


■ルータのコンフィグレジスターの値を以下の通り変更する
1.NVRAM内のstartup-configを読み込まずに起動する

config-register 0x2142



■VTP

VLANの作成が可能なのは、VTPのサーバモードかトランスペアレントモード。
但し、CatAは他のスイッチにVTPを送信していますので、サーバモードである事が分かります。
また、VTPでVLAN情報を共有する(送受信する)のはサーバモードかクライアントモードのスイッチです。
またVLAN情報を共有するにはVTPドメイン名が一致している必要があります。

VTPのパケットはトランクポート上のみ流れます。(アクセスポート上は流れません。)ですので、
全てのスイッチはトランクポートで接続されている事が分かります。
なお、トランク接続を行う際は、当然ですがVLANタギングカプセル化)の方式
(ISLかIEEE802.1q)も一致させる必要があります。




STP
CatA#show spanning-tree

VLAN0001
Spanning tree enabled protocol ieee
Root ID Priority 1
Address 0011.20c8.6240 ★同じかどうか
Cost 38 ★rootまでのコスト
Port 11 (FastEthernet0/11)
Hello Time 2 sec Max Age 20 sec Forward Delay 15 sec

Bridge ID Priority 32769 (priority 32768 sys-id-ext 1)
Address 000a.f468.c380 ★
Hello Time 2 sec Max Age 20 sec Forward Delay 15 sec
Aging Time 300

★隣接SWの情報しか見れない
Interface Role Sts Cost Prio.Nbr Type
Fa0/5 Altn BLK 19 128.5 P2p
Fa0/11 Root FWD 19 128.11 P2p




「show spanning-tree」の「Root ID」の各項目にはルートブリッジに関する情報が、「Bridge ID」の各項目には
ローカルスイッチ(自分のスイッチ)の情報が記載されています。


「Root ID」の「Address」(MACアドレス)と「Bridge ID」の「Address」(MACアドレス)が同じであれば、
「show spanning-tree」を実行しているスイッチ(今回ではCatA)がルートブリッジという事です。


次に「Root ID」の「Cost」を見ます。
この「Cost」はCatAのルートパスコスト(ルートブリッジまでのコスト)を表しています。
CatAのルートパスコストが38なので、ルートブリッジはCatDに絞られます。
「show spanning-tree」の下方にある「Interface」の情報から、
CatAのインターフェースはFastethernet(100Mbps)であり、パスコストが19です。
つまりルートブリッジはCatAまで2回Fastethernetを経由するスイッチであると分かります。
(もしCatBやCatCがルートブリッジであれば、Fastethernetを1回経由するだけなので、
CatAのルートパスコストは19になるはずです。)




■NATテーブルの状態を確認する

show ip nat translations



■PPPにおけるリンクネゴシエーションをモニタ

debug ppp negotiation


■作成したIPアクセスリストの情報を出力

show ip access-lists

※ハイフンとsを忘れない


■PPPにおけるPAPやCHAPの認証の様子をモニタ

debug ppp authentication




■PPP認証
hostname R1
username R2 password ping-t
interface serial 0
encapsulation ppp
ppp authentication pap
ppp pap sent-username R1 password ping-t



■実行されたNATアドレス変換の統計情報を表示
show ip nat statistics

ACLコマンド

◆アクセスリスト


STEP1
Network(範囲指定するか)を指定するか判断
 ⇒マスク 0.0.0.*をつける
※NATでは付ける


STEP2
名前付きか否か判断
 つく場合 ⇒ip access-list 名前 となる。
      ⇒いきなり「deny / permit」 から

つかない ⇒access-list NO
      ⇒つねに access-list 1 permit にする

STEP3
標準か拡張か
 拡張 ⇒deny / permit の後に プロトコル(icmpなど)記載
    ⇒ 相手側ホストも指定
 
 


・アクセスリスト表示

show ip access-lists

Standard IP access list 1
10 deny 10.1.1.1
20 deny 192.168.100.100 (200 matches)
30 permit any (366 matches)



★標準アクセスリスト キーワード付
ルータBに以下の条件でアクセスリストを設定
1.端末A(192.168.1.100)から端末Bへのアクセスを拒否
2.それ以外から端末Bへのすべてのアクセスは許可
3.標準アクセスリストで作成
4.管理番号は「1」で、「host」キーワードを使用




RouterB>enable
RouterB#configure terminal
RouterB(config)#access-list 1 deny host 192.168.1.100
RouterB(config)#access-list 1 permit any
RouterB(config)#interface ethernet 1
RouterB(config-if)#ip access-group 1 out




★名前付標準アクセスリスト キーワード付
ルータBに以下の条件でアクセスリストを設定
1.端末A(192.168.1.100)から端末B(192.168.3.100)へのアクセスを拒否
2.それ以外から端末Bへのすべてのアクセスは許可
3.名前付き標準アクセスリストを使用
4.名称は「pingACL」で、「host」キーワードを使用



RouterB>enable
RouterB#configure terminal
RouterB(config)#ip access-list standard pingACL
RouterB(config-std-nacl)#deny host 192.168.1.100
RouterB(config-std-nacl)#permit any
RouterB(config-std-nacl)#exit
RouterB(config)#interface ethernet 1
RouterB(config-if)#ip access-group pingACL out



★拡張アクセスリスト キーワード付
ルータAに以下の条件でアクセスリストを設定
1.端末A(192.168.1.100)から端末B(192.168.3.100)へのICMPに関するアクセスを拒否
2.それ以外から端末Bへのすべてのアクセスは許可
3.管理番号は「100」で、「host」キーワードを使用



RouterA>enable
RouterA#configure terminal
RouterA(config)#access-list 100 deny icmp host 192.168.1.100 host 192.168.3.100
RouterA(config)#access-list 100 permit ip any any
RouterA(config)#interface ethernet 0
RouterA(config-if)#ip access-group 100 in




★拡張アクセスリスト 名前・キーワード付
ルータAに以下の条件でアクセスリストを設定
1.端末Aから端末BへのICMPに関するアクセスを拒否
2.それ以外から端末Bへのすべてのアクセスは許可
3.名前付き拡張アクセスリストを使用
4.名称は「pingACL」で、「host」キーワードを使用



RouterA>enable
RouterA#configure terminal
RouterA(config)#ip access-list extended pingACL
RouterA(config-ext-nacl)#deny icmp host 192.168.1.100 host 192.168.3.100
RouterA(config-ext-nacl)#permit ip any any
RouterA(config-ext-nacl)#exit
RouterA(config)#interface ethernet 0
RouterA(config-if)#ip access-group pingACL in



★アクセスリスト キーワード付 Telnet
ルータBに以下の条件でアクセスリストを設定
1.端末A(192.168.1.100)からルータBへのTELNETを拒否
2.それ以外の機器からルータBへのTelnetは許可
3.管理番号は「1」で、「host」キーワードを使用
4.作成したアクセスリストをTelnet回線に適用する



RouterB>enable
RouterB#configure terminal
RouterB(config)#access-list 1 deny host 192.168.1.100
RouterB(config)#access-list 1 permit any
RouterB(config)#line vty 0 4
RouterB(config-line)#access-class 1 in

CCNA 9 WAN

■WAN


WANの構築には,CPE(Customer Premises Equipment:加入者構内装置)が必要
CPE=DCE(Data Circuit-terminating Equipment:回線終端装置)
DCE⇒DTE(Data Terminal Equipment:データ端末装置)


DCEは使用するWANテクノロジによって変わる。

DCEの種類
・モデム
  PSTN(Public Switched Telephone Network;公衆音声ネットワーク)で使用される


・DSU/CSU
 ディジタル回線で使用される。ルータのインタフェースカードとして組み込まれている場合も多い


ONU
 光ファイバ回線で使用される


・ケーブルモデム
 CATVによるネットワークで使用される



DTEはルータやコンピュータがこれになります


■DCEとDTEを物理層でつなぐインターフェース

・EIA/TIA232
 RS-232Cとして知られるシリアルインタフェース

・HSSI
 IEEE規格の高速シリアルインタフェース

・V.35
 ITU-T規格のシリアル通信プロトコル

・X.21
 ITU-T規格のシリアル通信プロトコル



■WANで使用されるテクノロ

1.アナログダイヤルアップ
 PSTNに接続して,データを音声アナログ信号として送信する回線交換方式のテクノロジ。
 回線速度が遅く,常時接続にも向かない。少量のデータを定期的に送信する際などに向いている。


2.ISDN(Integrated Services Digital Network)
 ディジタル信号を送信する回線交換方式のテクノロジ。


3.専用線
 加入者の拠点間を永続型に接続するテクノロジ。
 帯域を完全に保障する。


4.X.25
 WANサービスプロバイダが提供するパケット交換ネットワーク。
 加入者は専用線またはアナログダイヤルアプなどでサービスプロバイダに接続し,
 X.25ネットワークを使用する。


5.フレームリレー
 X.25に代わって普及した,パケット交換ネットワーク。X.25よりも簡略化し,より高速に使いやすくなったテクノロジ。


6.ATM(Asynchronous Transfer Mode)
 広帯域かつ高速なパケット交換ネットワーク。
 「セル」と呼ばれる単位でデータを交換する。


7.DSL(Digital Subscriber Line)
 既存のPSTNで使用されている電話回線を使用して,ディジタルで高速な接続を提供するテクノロジ。
 複数の種類があり,アップストリームとダウンストリームの速度が異なるADSL
 アップストリームとダウンストリームの速度が同一のSDSLなどが一般的。

8.ケーブルモデム
 CATVでテレビ信号を配信している同軸/光ファイバケーブルネットワークで,ネットワークアクセスを提供する



■シリアルインターフェースの設定


大前提:DCE側がクロックレートを送出

⇒通常はDTE側となるルーターはclockrateコマンド必要なし
ルーター通しをロールバックで繋ぐ際にどちらかがDCEになるので、
 DCE側にclockrate設定が必要。

 clockrate 64000

⇒DCE側は show controllers で確認


帯域幅の変更は (config)bandwides 64(kbp)




■WANのカプセル化

WANはデータリンク層プロトコルカプセル化されます。
使用されるWANテクノロジにより,使われるカプセル化は異なる。

⇒WAN側の設定ではカプセリング(encapsuliung) が必要


・HDLC(High-Level Data Link Control)
 専用線などで使用されている

・LAPB(Link Access Procedure Balanced)
 X.25で使用されている

LAPD(Link Access Procedure D Channel)
 ISDNのDチャネルで使用されている

・LAPF(Link Access Procedure Frame)
 フレームリレーで使用されている

・PPP(Point-to-Point Protocol)
 専用線ダイアルアップ,ISDNのBチャネルで使用されている。
 また,これの拡張版であるPPPoE/PPPoAはDSLで使用されている



(config)# interface serial [番号]
(config-if)# encapsulation ppp




■PPPの設定

(config)# interface serial [ポート]
(config-if)# encapsulation ppp



 PPPを使用するだけならばこれだけですが,認証プロトコルの設定も必要になります。
 認証プロトコルの設定には,自身のホスト名をまず設定し,
 さらに対向のルータのホスト名とパスワードを設定する必要があります。

(config)# hostname [ホスト名]
 ・・・ 自身のホスト名の設定

(config)# username [対向ホスト] passwaord [パスワード]
 ・・・対向ルータのホスト名とパスワード(双方同一PW)を設定


(config-if)# ppp authentication [chap | chap pap | pap chap | pap]



■PPPの状態確認

# show interfaces
 ・・・ インタフェースの状態の確認

# debug ppp authentication
 ・・・PPPの認証状態の確認


■フレームリレーの概要
フレームリレーはITU-TANSIの標準であるパケット交換型のコネクション型WANサービスで,
レイヤ2のデータリンク層で動作。
使用されるプロトコルはLAPFと呼ばれるHDLCの拡張の1つです。
フレームリレーではFRADの機能を持つ機器(ルータ)であるDTEと,
フレームリレー網上のDCEであるフレームリレー交換機間でフレームの転送が行われます


各拠点のDTE間でVC(Virtual Circuit)と呼ばれる仮想的な通信路を設定。


VCを識別する番号をDLCI(データリンクチャネル識別子)と呼びます。
DLCIは「あて先のアドレス」ではなく,「VCの識別番号」である



■フレームリレー設定

(config)# interface serial [ポート番号]

(config-if)# ip address [IPアドレス] [サブネットマスク]

(config-if)# encapsulation frame-relay {cisco | ietf}
 ・・・ カプセル化をフレームリレーにする

 encapsulation frame-relayコマンドでカプセル化を設定します。
 Ciscoルータ同士ならcisco,非Ciscoルータがあるならばietfを設定します。
 IOSが11.2以降ならば自動認識するためframe-relay lmi-typeコマンドは必要ありません。


(config-if)# frame-relay lmi-type [cisco | ansi | q933a}
 ・・・ LMIタイプを決定する



■フレームリレーのサブインターフェース設定
フレームリレーで1つの物理回線(インタフェース)で複数のVCを使用している場合,
ルーティングプロトコルの運用で問題が発生する場合があります
⇒サブインターフェースを設定


point-to-point
・・・ 1つのサブインタフェースで1つのVC。VCごとに別サブネットとして運用される

multipoint
・・・ 1つのサブインタフェースで複数のVC。すべてのVCが一つのサブネットとして運用される。
 スプリットホライズンの問題は解決されない


(config)# interface serial [ポート].[サブインタフェース] {point-to-point | multipoint}



■フレームリレーの状態確認

# show interfaces
・・・ インタフェースの状態の確認

# show frame-relay map
・・・ IPアドレスとDLCIの対応の確認(静的・動的双方表示される)

# show frame-relay lmi
・・・ LMIのタイプや状態の確認

# show frame-relay pvc {interface インタフェース番号 | DLCI}
・・・ PVCの状態確認。FECN/BECNなどの確認も

# debug frame-relay lmi
・・・ LMIを正しく送受信しているか確認する

CCNA L3まとめ

■VLAN間ルーティング


RouterA>enable
RouterA#configure terminal
RouterA(config)#interface fastethernet 0/0.10
RouterA(config-subif)#encapsulation dot1q 10
RouterA(config-subif)#ip address 192.168.10.254 255.255.255.0
RouterA(config-subif)#interface fastethernet 0/0.20
RouterA(config-subif)#encapsulation dot1q 20
RouterA(config-subif)#ip address 192.168.20.254 255.255.255.0



■ルーティングプロトコル確認

show ip protocols



■ループバック設定
Router(config)#interface loopback 0
Router(config-if)#ip address 192.168.100.1 255.255.255.0






■OSPF設定確認
show ip ospf



ルータでOSPFを実行し、networkコマンドでOSPFを有効にしたいネットワークやアドレスを指定する際、
ワイルドカードを使用して指定します。
ワイルドカードマスクは、アドレスをチェックする箇所のビットを「0」、チェックしない箇所のビットを「1」に
セットして使用するマスクで、1つのIPアドレスを組み合わせるだけで複数のIPアドレスをまとめてチェック。

■OSPF設定
Router(config)#router ospf 1
Router(config-router)#network 192.168.10.64 0.0.0.63 area 0




■OSPFネイバー表示
show ip ospf neighbor

■OSPFインターフェース表示
show ip ospf interface

■OSPFデータベース表示
show ip ospf database




HelloインターバルとDeadインターバルの値はネイバー間で同じ値である必要があります。
これらの値が異なるHelloパケットを受け取ると、OSPFルータはそれを無視するため、
結果として通信できない。


OSPFの代表ルータ(DR)やバックアップ代表ルータ(BDR)を選出の仕方は下記のとおり
1.プライオリティ値
2.ルータID
★2番目にプライオリティ値が高いルータがBDR

ip ospf priority 0
・DR,BDRを出したくない時

■プライオリティ
RB(config)#int fa0/0
RB(config-if)#ip ospf priority 0

ルーターID 変更
Router#configure terminal
Router(config)#router ospf 1
Router(config-router)#router-id 1.1.1.1
Router(config-router)#exit



TELNETへのアクセスリスト(アクセスクラス)
ルータへのTELNET接続を制限したい場合、ルータの仮想回線に対し標準アクセスリストを適用する、
「アクセスクラス」という設定方法があります。

【コマンド構文】
Router(config)#line vty 0 4
Router(config-line)#access-class {作成した標準アクセスリスト番号} [ in | out ]


■アクセスリスト

Router(config)#access-list 1 permit 192.168.8.0 0.0.0.7
⇒適用
Router(config)#interface e1
Router(config-if)#ip access-group 1 in




access-list 120 deny tcp 172.16.30.0 0.0.0.255 host 10.10.1.1 eq 23
access-list 120 deny tcp 172.16.30.0 0.0.0.255 host 10.10.1.1 eq 53
⇒permit のステータスがないと全て破棄される。


★マスクをつける場合。
25 26 27 28 29 30 31 32
128 64 32 16 8 4 2 1

⇒/28までの場合⇒ 0.0.0.0.1.1.1.1 ⇒ 15 で計算
 ※/28の位置まで0 以降を計算
  /28の数でIPアドレスの数を計算



■NAT

確認コマンド
show ip nat translations


スタティック
⇒ip nat inside source static 192.168.1.254 10.100.100.100


プールからの設定
1. インターフェースの設定(内部と外部)
(config-if)ip nat inside
(config-if)ip nat outside

2. 標準IPアクセスリストでローカルアドレスを指定
(config)#access-list 1 permit {ローカルアドレス} [ワイルドカード]

3. ローカルアドレスとインターフェースの対応付け
(config)#ip nat inside source list {アクセスリスト番号} interface {インターフェース名} [overload]

もしくは

(config)#ip nat inside source list 1 pool ping-t


・プールアドレスとは、使用できるグローバルアドレスの範囲であり、この設定がある時は、
「内部グローバルアドレス」はプールアドレスのいずれかのアドレス


・「IPアドレスを節約」
NAT(Network Address Translation)とはIPアドレスの枯渇により考えだされた技術です。
インターネットへ接続するときだけグローバルIPアドレスに変換することでIPアドレスを節約



■EIGRP
EIGRPの不等コストバランシングを以下の条件で設定
1.AS番号は「1」
2.最適メトリックの3倍の範囲まで

Router(config)#router eigrp 1
Router(config-router)#variance 3
Router(config-router)#traffic-share balanced


EIGRPの等コストバランシングの径路を最大値に変更
1.AS番号は「1」

Router(config)#router eigrp 1
Router(config-router)#maximum-paths 16



EIGRPパケットの送受信パケットをモニタ
debug ip eigrp





■PPP
R1に、R2とPAP認証を行うための設定を入れる
1.ホスト名の設定
2.ユーザ名とパスワードを設定(パスワード:ping-t)
3.シリアル 0インターフェースへ移行
4.カプセル化タイプを指定
5.認証方式を指定
6.PAPの有効化



Router>enable
Router#configure terminal
Router(config)#hostname R1
R1(config)#username R2 password ping-t
R1(config)#interface serial 0
R1(config-if)#encapsulation ppp
R1(config-if)#ppp authentication pap
R1(config-if)#ppp pap sent-username R1 password ping-t




R1に、R2とCHAP認証を行うための設定を入れる
1.ホスト名の設定
2.ユーザ名とパスワードを設定(パスワード:ping-t)
3.シリアル 0インターフェースへ移行
4.カプセル化タイプを指定
5.認証方式を指定


Router>enable
Router#configure terminal
Router(config)#hostname R1
R1(config)#username R2 password ping-t
R1(config)#interface serial 0
R1(config-if)#encapsulation ppp
R1(config-if)#ppp authentication chap


PPPにおけるPAPやCHAPの認証の様子をモニタ

Router>enable
Router#debug ppp authentication



PPPにおけるリンクネゴシエーションをモニタ

 Router>enable
Router#debug ppp negotiation


■PPPセッション確立

リンク確立フェーズ→認証フェーズ→ネットワーク層プロトコルフェーズ

3フェーズの場合、
「リンク確立フェーズ→認証フェーズ→ネットワーク層プロトコルフェーズ」
の順でフェーズ移行を行います。
・リンク確立フェーズでは、LCPによりリンクが確立されます。
・認証フェーズでは、認証が設定されている場合に認証が行われます。
ネットワーク層プロトコルフェーズでは、使用されているネットワーク層プロトコル
 トラフィックをリンク経由で送受信できるようにリンクを設定



PPPによるPAPやCHAPの認証の様子をリアルタイムでモニタリングするには、
「debug ppp authentication」コマンド


・PPPの認証オプション
PAP :セキュリティーが低い 2ウェイ
CHAP:セキュリティーが高い 3ウェイ MD5で暗号化


IPV6 ルーティングプロトコル

●RIPng (RIP Next Generation)
●OSPFv3 (OSPF Version 3)
●MP-BGP4 (Multiprotocol BGP-4)
●EIGRP for IPv6



グローバルユニキャスト
インターネットを介したユニキャストの送信
2000::/3 "2"または"3"

ユニークローカルユニキャスト
各組織内用のユニキャストパケット
FD00::/8 FD

リンクローカルユニキャスト
ローカルサブネットを介したパケット送信

FE80::/10


マルチキャストアドレス
FF00::/8


IPv6には、IPv4の255.255.255.255の様なブロードキャストアドレスに
該当するものは存在しない。
その代わりに、IPv6ではマルチキャストアドレスが使用される。


「::」のみ、「0:0:0:0:0:0:0:0」は未指定アドレスを表す。
「::1」のみ、「0:0:0:0:0:0:0:1」はループバックアドレスを表す。




・表示方法
・各ブロックの先頭にある「0」は省略可能である。連続した場合も同じである。
・「0000」は「0」に省略可能である。
・連続した「0000」のブロックは1回に限り「::」に省略可能。

CCNA L2まとめ

■L2 コマンド

見る系
・Switch#show interfaces status
・Switch#show vlan
・Switch#show run
・Switch#show interfaces trunk
・Switch#show ip interface brief
・Switch#show vtp status
・Switch#show spanning-tree
・Switch#show cdp neighbors



設定系

Switch(config-if)#switchport trunk encapsulation { isl | dot1q }
Switch(config-if)#switchport mode trunk

Switch(config-if)#switchport mode access
Switch(config-if)#switchport access vlan 10

Switch(config)#interface fastethernet 0/2
Switch(config-if)#spanning-tree portfast


RA(config)#int fa2/0.3
RA(config-subif)#encapsulation dot1Q 77
RA(config-subif)#ip address 100.7.10.10 255.255.255.0


■IP・MACの表示
⇒show arp / show interfaces

「show arp」はARPテーブル(ARPキャッシュ)を表示するコマンドです。IPアドレスMACアドレスの対応付けが分かります。

「show interfaces」はインターフェースの情報を表示するコマンドです。これは自身のインターフェースのIPアドレスMACアドレスの対応付けが分かります。



■インタフェースのサマリ(VLAN)情報または詳細情報を表示させる 重要!!
Switch#show interfaces status

Port Name Status Vlan Duplex Speed Type
Fa0/1 connected 1 a-half a-10 10/100BaseTX
Fa0/2 connected 2 a-full a-100 10/100BaseTX
Fa0/3 connected 3 a-full a-100 10/100BaseTX
Fa0/4 connected trunk a-full a-100 10/100BaseTX





■VLAN確認

Switch#show vlan
VLAN Name Status Ports
1 default active Fa0/1, Fa0/2, Fa0/4, Fa0/6
Fa0/7, Fa0/8, Fa0/9, Fa0/10
Fa0/11, Fa0/12
2 VLAN0002 active
10 Ping-t active Fa0/5
1002 fddi-default act/unsup
1003 token-ring-default act/unsup
1004 fddinet-default act/unsup
1005 trnet-default act/unsup

※trunkポートは特定のVLANに所属していないため、show vlanには表示されない。







Switch#show run

    • 省略--

interface FastEthernet0/1
!
interface FastEthernet0/2
!
interface FastEthernet0/3
!
interface FastEthernet0/4
!
interface FastEthernet0/5
switchport access vlan 10
switchport mode access
!

Switch#show interfaces fastEthernet 0/5 switchport
Name: Fa0/5
Switchport: Enabled
Administrative Mode: static access
Operational Mode: static access
Administrative Trunking Encapsulation: dot1q
Operational Trunking Encapsulation: native
Negotiation of Trunking: Off
Access Mode VLAN: 10 (Ping-t)
Trunking Native Mode VLAN: 1 (default)


その他のコマンドについて見ていきます。
「show start」は、設定の保存(copy run start)をした時点での設定です。
まだ設定の保存を行っていなければ表示されませんし、前回設定の保存を行ってから現在までに、割り当てたVLANを変更しているかも知れません。

Switch#show start
startup-config is not present ・・・設定が保存されていない(startup-configが存在しない)



■トランクポートだけを表示するコマンドです。
※以下はFa0/3がトランクポートである場合

Switch#show interfaces trunk

Port Mode Encapsulation Status Native vlan
Fa0/3 desirable 802.1q trunking 1

Port Vlans allowed on trunk
Fa0/3 1-4094

Port Vlans allowed and active in management domain
Fa0/3 1-2,10

Port Vlans in spanning tree forwarding state and not pruned
Fa0/3 1-2,10



■ポートの状態を一覧表示
※ポートに割り当てられたVLANまでは表示されません。

Switch#show ip interface brief
Interface IP-Address OK? Method Status Protocol
Vlan1 unassigned YES unset administratively down down
FastEthernet0/1 unassigned YES unset down down
FastEthernet0/2 unassigned YES unset down down
FastEthernet0/3 unassigned YES unset up up
FastEthernet0/4 unassigned YES unset down down
FastEthernet0/5 unassigned YES unset up up


■VTPに関する情報を表示
※ポートに割り当てられたVLANは表示されません。

show vtp status

VTP Version : 2
Configuration Revision : 8
Maximum VLANs supported locally : 64
Number of existing VLANs : 7
VTP Operating Mode : Server
VTP Domain Name :
VTP Pruning Mode : Disabled
VTP V2 Mode : Disabled
VTP Traps Generation : Disabled
MD5 digest : 0xE5 0x75 0xC6 0x84 0xAD 0x99 0xF4 0x07
Configuration last modified by 0.0.0.0 at 3-1-93 01:32:10
Local updater ID is 0.0.0.0 (no valid interface found)




■show spanning-treeコマンド


「Spanning tree enabled protocol ieee」と表示されていることから、IEEE802.1dプロトコルが実行されているのがわかります。
RSTPが実行されている場合この部分に「Spanning tree enabled protocol rstp」と表示されます。

「Root ID」にはルートブリッジの情報が、「Bridge ID」には自身のローカルブリッジの情報が表示されますが、
MACアドレスが異なるため、この自身がルートブリッジではないことがわかります。
「Interface」には「Fa0/17」の表示がないため、Fa0/17のポートが使用されていないことがわかります。




CatA#show spanning-tree

VLAN0001
Spanning tree enabled protocol ieee
Root ID Priority 4097
Address 0007.ec07.5300
Cost 19
Port 11 (FastEthernet0/11)
Hello Time 2 sec Max Age 20 sec Forward Delay 15 sec

Bridge ID Priority 32769 (priority 32768 sys-id-ext 1)
Address 000a.f468.c380
Hello Time 2 sec Max Age 20 sec Forward Delay 15 sec
Aging Time 300

Interface Role Sts Cost Prio.Nbr Type
Fa0/5 Desg FWD 19 128.5 P2p
Fa0/11 Root FWD 19 128.11 P2p


RSTP(IEEE802.1w)の 場合もこの画面に表示される。



トランクポートのカプセル化タイプを指定するコマンド

Switch(config-if)#switchport trunk encapsulation { isl | dot1q }


■portfast、uplinkfast設定

Switch(config)#interface fastethernet 0/2
Switch(config-if)#spanning-tree portfast



■VLAN間ルーティング(ルーター側設定)
RA(config)#int fa2/0.3
RA(config-subif)#encapsulation dot1Q 77
RA(config-subif)#ip address 100.7.10.10 255.255.255.0


VLAN間ルーティングにはデフォルトGWが必要。(SW側)
※ip default-gateway デフォルトゲートウェイIPアドレス



■SWの初期化

ルータの初期化を行うには、startup-configを消去し、再起動
・スイッチの初期化を行うには、startup-configを消去。
・VLAN情報を保存してあるvlan.dat(VLANデータベース)を消去しなければなりません。
 VLANデータベースを消去するには、「delete flash:vlan.dat」コマンドを使用します。

⇒startup-configとvlan.datを消去し、再起動を行うと、スイッチの初期化が完了します。


■ブリッジプライオリティ
ブリッジプライオリティとは、ブリッジIDを構成する要素です。
ブリッジIDはブリッジプライオリティとMACアドレスから構成されており、
スパニングツリーにおいて、ルートブリッジの選出に使用される値です。

ブリッジプライオリティを変更することで、ルートブリッジを変更し、
その結果、ブロッキングポートや、通信に使用する経路を意図的に操作することができます。




■CDP neighbors
CatA#show cdp neighbors
Capability Codes: R - Router, T - Trans Bridge, B - Source Route Bridge
S - Switch, H - Host, I - IGMP, r - Repeater, P - Phone

Device ID Local Intrfce Holdtme Capability Platform Port ID
CatB Fas 0/5 138 S I WS-C3550-2Fas 0/8
CatC Fas 0/11 144 S I WS-C2950-1Fas 0/11


■VTP
CatA#show vtp status
VTP Version : 2
Configuration Revision : 0
Maximum VLANs supported locally : 1005
Number of existing VLANs : 8
VTP Operating Mode : Server
VTP Domain Name : Ping-t
VTP Pruning Mode : Disabled
VTP V2 Mode : Disabled
VTP Traps Generation : Disabled
MD5 digest : 0x61 0x7F 0x02 0xEC 0x3B 0x13 0x46 0xF2
Configuration last modified by 0.0.0.0 at 3-1-93 00:04:03




VTP機能 サーバ クライアント トランスペアレント
VLAN情報の保存(FLASH) ○ ○ ○
VLAN情報の保存(running-config) × × ○
VTPの送受信 ○ ○ ×
VTPの転送 ○ ○ ○